毎日の仕事はある程度ルーチン化してるので、手足は勝手に動き物事を処理していく。習慣って便利。心なんてなくたっていいんだもの。まるでロボット。人と接する時だけ笑顔をつくっていたけど、胸が軋む。言葉が胸でつかえて出てこない。何度も深呼吸をして…

まだ死の意味をわからない子供が毎朝「ちびはもういないよ」という。努めて冷静に「そうだね、死んじゃったからいないないね。もう会えないね」と答えるが何の感情も込めることができない。もういない現実。でもその言葉を言われると、聞き流している自分が…

素晴らしく晴れた空へちびは登って行きました。外見は綺麗でしたが、事故の衝撃か頭蓋骨は崩れ、心臓に血が溜まったあとがありました。痛かったね。苦しかったね、ちび。何をしていても、ちびが頭から離れず、足元を見れば黒々とした毛をふわふわさせながら…

愛犬が亡くなりました。庭の掃除をしている間に、柵を飛び越えて近所の公園まで遊びに行っていたのです。犬の叫び声が聞こえた気がしたんだよ。でも、まさかチビだなんて思わなかったんだ。チビは涼しいベットの下で誰にも邪魔されず昼寝してるんだって。近…

夢はあった。小説家、歌手、保育園の先生。でも一番の夢は「いつかここから助け出してくれる人が来てくれる」事を願ってた。そうでなければ、虹の橋の向こうに行ける事を。でも結局さ、そんな王子様(あるいはお姫様でもドラえもんでも何でも可)なんていやし…

物心がついたときから、ひとりっきりだった。お父さんもお母さんも兄弟もいたけど、私はひとりだったよ。 寂しかったし、人の輪を求めて仲間に入ろうと思ったけど、いつもうまくいかなかったんだ。どうしてだろう？私もみんなと一緒に遊びたい。仲良くしたい…