ちゃんと虹の橋へ行けたかな
素晴らしく晴れた空へちびは登って行きました。
外見は綺麗でしたが、事故の衝撃か頭蓋骨は崩れ、心臓に血が溜まったあとがありました。
痛かったね。苦しかったね、ちび。
何をしていても、ちびが頭から離れず、足元を見れば黒々とした毛をふわふわさせながら「なに?」って顔してキョトンとしている。そんな姿がありありと見える。
舌舐めずりをした時のペロリって音が聞こえた気がする。
トントントンとリズム良く階段から降りてくる音が聞こえる気がする。
くりっとした目で首を傾げまくるちびがいる。
そこかしこに、ちびの気配がする。
昨日は、何かして気を紛らせないと平静を保てなかった。今も。なのに、何も手につかない。
ただただ涙と嗚咽が溢れるだけ。
今の腹の中をここで吐き出す。
この悲しみはいつか癒えるのだろう。もちろん、ちびだって私の中に生き続け、心を温めてくれるほど落ち着いていくのだろう。
わかってるけれども、今のこの止めどない悲しみは、喪失感と罪悪感は癒える日がくるのか。
そんな日がくるなんて到底思えない。
もうどうしていいのかわからない。
ねえちび。