いま、ここで

アウトプットと文章の練習。落書きレベル。

不注意の招いた結果

愛犬が亡くなりました。

庭の掃除をしている間に、柵を飛び越えて近所の公園まで遊びに行っていたのです。


犬の叫び声が聞こえた気がしたんだよ。でも、まさかチビだなんて思わなかったんだ。

チビは涼しいベットの下で誰にも邪魔されず昼寝してるんだって。


近くでカラスが鳴いたのを覚えてる。

すぐに近所の方が毛布に包まったチビを連れてきてくれた。

あっという間の出来事で、チビが轢き逃げされた事を教えてくれた。

青いスポーツカーだったとか色々教えてくれたけど、私の頭は「なぜ?」しかなかった。


あんた家の中にいたはずじゃない。


「即死だったよ」という言葉で腕の中のチビに気付く。

なんで?なんで?いつなの?どうやって?どうして?


病院で蘇生措置をしてもらった。

可能性は10%ないと言われたが、祈った。なんでもいいから、奇跡を起こして。ちびちびちびちび!戻っておいで!!!

祈りは届かなかった。



私が


チビの所在を確認してれば。

ベットの下にいるなんて思い込んでなければ。

あの叫び声で気付ければ。

カラスの声を不審に思えば。


ちびの命は今もそばにあったのかもしれない。何か一つ気をつけていれば。

ごめんね、ちび。痛かったね。

もっともっと遊んであげれば良かった。いっぱい散歩に行って、大好きなボール投げももっとしてあげれば良かった。

美味しいごはんもいっぱいあげて、ちょっとくらいイタズラしても、あんなに怒らなくたって良かった。


いつも人懐こく、初対面の人にもお腹を見せて可愛がってもらうちび。

食いしん坊で、何でも食べちゃうちび。赤ちゃん相手にも優しく遊んでくれたちび。

名前を呼ぶと尻尾を振って飛びついてくるちび。

走るとウサギみたいに耳がぴょんってなるちび。


失くして初めてちびからたくさんの優しさや愛情をもらっていた事に気付いた。


朝につまみ食いしたのを怒ったのが昔みたいに遠いのに、ひょこっと隣に部屋から出てくる気がする。

ごめんねちび。本当にごめん。

私が代わりなら良かった。

ちび。